過去と比べてみると、現在はさまざまなメディアを経由してニュースが流れていく趨勢になりました。一昔前はテレビ、ラジオ、新聞といったところが主なメディアとされてきました。ところが今はそのテレビ、ラジオ、新聞に加えて、インターネットという世界どこでも利用出来るサービスが生まれてきたのです。

ニュースの受け側にとってこのインターネットの利便性は実にすばらしいところです。

逆にニュースを送り届ける側にとってはニュースの速報性を問われることが一つです。次にさまざまなメディアにそのニュースを変換してサービス提供していかねばならないという点はこうした手間が加わってきます。

さらにいろいろ前述のような条件が追加されると人件費をはじめ、インフラ面も含め、コスト面がサービス提供側も厳しくなってくることが必然的です。

さらに、メディアミックスといったことでさまざまなメディアを有効に組み合わせ、提供することもサービス提供側にとっては競争の原理上、重要な要因です。

こうした環境の下でありながらサービスを享受する側はインターネットといったメディアにおいてはフリーサービスが基本という原点に立っています。

新聞というメディアも無料サービスに加えて有料サービスへの誘導を図り、ビジネスモデルの切り替えを考えようとしています。

また、ラジオというメディアでもインターネットでのサービス供給を図ろうとしています。さらにテレビにおいては放送波とインターネットの融合をいかに行うかはまだまだ模索中なのです。