鍵は防犯術としてなくてはならないもので、あらゆる人々が外出の時は玄関ドアに鍵をかけて、鍵を持って外出することと思います。

要するに、家族が複数いれば、その数だけ鍵が必要になってきます。新築引き渡しなどの場合には鍵は3本程度しか渡されませんから、それ以上必要な場合は複製する事になります。

よくあるギザギザタイプの鍵であれば、街の鍵コピー屋さんですぐその場でコピーしてもらえます。ホームセンターなどでも作製してもらうこともできますが、安価な料金で作ってもらえることからお手頃ではありますが、防犯面からするとあまりおすすめはできません。ピッキングされやすい鍵の作りが多いため、安全性が低いのです。

ですが、最近はピッキング犯罪の増加から、ギザギザタイプの鍵から防犯性の高いディンプルタイプの鍵に替える方が増加しています。

防犯対策の上では確実な方法ですが、最新式のディンプルタイプの鍵は、防犯性能を確保するために簡単に合鍵がつくれなくなっていますので、注意が必要です。とりわけアメリカやヨーロッパのメーカーのものは、コピーに厳格な手続きが必要となります。

まず、購入した際に同封されている登録ハガキで住所、氏名などを登録し、メーカーで確認された後にようやく複製が可能となります。

もちろん、複製はメーカーでしか受け付けてもらえず、身分証明書のコピーが求められる場合もあり、町の鍵コピー屋さんで作ることはできません。

なぜかというと、鍵とシリンダーが極めて構造がシンプルではないことや、シリンダーの構成が企業で門外不出になっているため、街の鍵の複製屋さんでは特定の製作機械が得られないからです。面倒ではありますが、言い換えるとそれだけ防犯性能が高いということになります。

この不都合を解消し、かつ防犯性能もいっそう高めた新製品として、暗証番号式やICカードのタッチセンサー式の鍵が発売させるようになっています。

パスワードはおのれで自由に変更する事が出来ますし、ICカードについてもパソコンなどで設定できる他、鉄道企業のICカードやお財布携帯やスマートフォンも登録出来ますから便利です。もしも、鍵として使用しているカードを失ってしまった時は、削除に関してはパソコンで登録を削除出来ます。